十月十日もある妊娠期間。
母子ともに健康で、不安無く出産を迎えたいですよね。
妊活しようかな?と思ったら!
いや、思う前からでもすぐに始めて欲しい
「元気な赤ちゃんを産むための準備」最低限の3つをご紹介します。
妊活前にやるべきことその1「風疹抗体検査&予防接種」
「風疹」という病気、誰でも一度は聞いたことがあると思います。
全身に発疹ができて熱が出る、一般的には「子供がかかる病気」として有名ですが
大人になっても発症する可能性は十分あります。
そしてこの病気、妊婦がかかると、生まれてくる赤ちゃんが「先天性風疹症候群」という障害を持って生まれてくる確率が高くなる、危険な病気なのです。
感染性なので、妊娠を希望する女性のパートナーや同居中の家族がかかってしまうと、妊婦に移す危険性も増します。
恐ろしい病気ですが、風疹には予防接種があり、かなりの確率で防げる病気です。
自治体によっては、妊娠を希望する女性とそのパートナーは「抗体を持っているかどうかの検査+持っていなかった場合の予防接種」を無料で受けられるところもあります。
妊娠してからでは予防接種は受けられないので、ぜひ妊活前にチェックしてほしい項目です!
Googleで「ご自分の住んでいる市町村+風疹予防接種」で検索してみましょう。
料金がかかるクリニックは殆どないので、逆に料金がかかるところはやめておいたほうが無難でしょう。
妊活前にやるべきことその2「栄養補助食品も活用した充分な葉酸の摂取」
妊娠初期は、赤ちゃんの神経系を生成するとても大切なタイミング。
このときに大量に必要になるのが「葉酸」というビタミンです。
この妊娠初期に葉酸が不足していると、「無脳症」や「二分脊椎」という神経系の障害を持った赤ちゃんが生まれてしまう確率が上がります。
そして厄介なのが、妊婦さん側にはまだ自覚症状の無い時期なので「妊娠が分かってから焦って葉酸を沢山摂っていてはもう遅い」という点です。
日本では厚生労働省が正式に「妊娠を希望する女性は1日に400μgの葉酸を摂ることを推奨する。」としています
ちなみに…400μgの葉酸って、食事から摂ろうとすると『ほうれん草を生で200g』『納豆を4パック分』なんていう結構ムチャな量。
なので、妊娠前からサプリメントなどで賢く毎日摂るのが良いでしょう。
葉酸サプリを摂ることを普段からの習慣にして、いつか授かる命の為にしっかり準備してあげましょう。
妊活前にやるべきことその3「カラダに悪いモノを”摂らない”トレーニング」
タバコ、お酒を妊娠中に嗜むなんてもってのほか!
というのはもう常識ですよね。
でも今現在、毎日タバコ・お酒を楽しんでるという方が「はいあなた妊娠してます。今日からすぐにタバコもお酒も辞めてください。」と告知されて、すぐにスッパリ辞められる人ってどれくらい居るでしょうか…。
妊娠を考え始めたなら、今日から少しずつでもタバコ・お酒の量を控えるように心がけてみてください。
また、妊娠中に気をつけたいのが身近な人が吸うタバコの副流煙、「受動喫煙」です。
職場や飲食店では分煙化がかなり進みましたが、なるべく喫煙所の近くには行かないことも大切ですね。
何より、家族やパートナーが喫煙者である場合は、できる限り禁煙や分煙に協力してもらえるようお願いしてみましょう。
なにも準備しないまま妊娠が発覚して、不安な気持ちで赤ちゃんを待つことのないように。
なにか一つ抜けがあっただけで100%障害のある赤ちゃんが生まれてきてしまうの確定、というわけではないですが、妊娠中は母体が精神面でも安定していることが重要です。
赤ちゃんのためにできることを、少しずつ始めていきましょう!