葉酸サプリを飲む目的を整理しましょう!
葉酸サプリの重要性が、わかりにくいから何でもいいやってなるんですよねー
なので、まずは・・・そもそもなぜ葉酸が必要なのか?
そこから整理していきましょう。
葉酸サプリは妊娠する1ヶ月前頃からが理想
実は、葉酸サプリの目的は妊娠前と妊娠後では大きく違ってきます。
妊娠前
目的:無脳症、二分脊椎、脳瘤などの神経管閉鎖障害(ダウン症の一種)を予防するため。
引用元:https://blog.canpan.info/brains/_pages/user/m/article?article_id=1187313
神経管の閉鎖は妊娠6週で完成するので、妊娠に気づいてからの神経管閉鎖障害を予防しようというのは遅いです。
神経管閉鎖障害を予防するなら妊娠が成立する1か月以上前からの葉酸摂取するべきなんです。
アメリカでは1998年にパンや小麦粉などの穀類100gに、葉酸140μgの添加義務を開始するほど。妊娠前の葉酸摂取はそれくらい重要なことなのです。
妊娠後
目的:葉酸は細胞分裂を促進させたり、赤ちゃんの栄養のため。
神経管閉鎖障害の危険がないからと、葉酸の摂取をやめるべきではありません。
妊娠中には、胎児の分の栄養を摂取しなければならないのです。
さらに、葉酸以外の栄養素もは赤ちゃんに栄養を送るために2人分必要。特にカルシウムは赤ちゃんのために自分の骨を溶かして送るため、自分が骨粗鬆症になってしまう危険性があるんです。
もちろん、葉酸を働かせるために、ビタミンB群・ビタミンC・亜鉛などの栄養素必要。
つまり、葉酸だけでなく、様々な栄養素を含んだサプリが妊娠後に重要となります。
葉酸サプリを選ぶポイント
購入の際にチェックすべきポイントをまとめました。
モノグルタミン酸+400μgであること
ほとんどの葉酸サプリが「モノグルタミン酸型」なので、基本的には気にしなくても大丈夫。
でもまれに「完全無添加葉酸サプリ」と体に良さそうな感じで、天然のポリグルタミン酸葉酸を配合しているサプリもあるので注意が必要です。
ポリグルタミン酸は吸収率が悪い上に高価になりがち…あまりメリット無いんです。
添加物が極力少ないこと
調査した結果、大手メーカーなのに99%添加物というサプリがありました。
赤ちゃんのためを思うと、添加物はなるべく少ないほうが良いでしょう。
完全無添加というものは存在しませんが、香料・光沢剤・発色剤・防カビ剤・保存料などは不要です。
原産国・最終加工国の表示があること
なるべく日本産。またはサプリ先進国である欧米やヨーロッパ諸国がオススメ。
安価なサプリは恐ろしいことに原料が人毛なんてことも…
参考元:東洋経済オンライン
配合量を記載していること
0.0001mgなんてわずかな量でも、配合していたら「配合」と書いてOKなんです…。
キチンと配合量を記載していないサプリは、配合量がかなり少ない可能性が高いです。
ビタミン&ミネラルも配合していること
ビタミン・ミネラルが多く必要な理由
- 葉酸を効率よく消化&吸収させるため
- 体内のさまざまな器官で使用されるため不足しがち
- 水溶性なので調理で失われやすく、尿や汗ですぐに排出されるため
また、妊娠中は鉄分やカルシウムが不足しやすいので、鉄を吸収しやすくするためのビタミンCとカルシウムの吸収率を上げるためのビタミンDも必須。
栄養素がバランスよく配合されているタイプがオススメです。
なるべく「ヘム鉄」を含むこと
「ヘム鉄」が良い理由は、他の鉄分に比べて体への吸収率が良いから。
ほとんどの葉酸サプリに鉄分は含まれていますが、ヘム鉄以外の鉄(非ヘム鉄)1種類のみが入っているものがほとんどです。
非ヘム鉄だけよりは、ヘム鉄とブレンドされている鉄分が良いでしょう。
カルシウムが220mg以上であること
(平成25年 国民健康・栄養調査から作成)
妊娠中は、赤ちゃんへカルシウムを送るために母体の骨を溶かすため、妊婦自身が骨粗鬆症になってしまう危険性があります。
普段の生活でもチーズや小魚などをプラスしてカルシウム摂取は意識しつつ、サプリでもシッカリ補いましょう。
DHA・EPAは赤ちゃんの脳神経や網膜の発達、IQに関わり、大人になってからの鬱を予防するという報告があります。
もちろん、配合されていなくてもOKですが、あったほうが嬉しい成分。
妊娠するとホルモンの影響で腸の動きが鈍くなったり、水分を体に蓄えようとする働きのために便が硬くなって出にくくなったりします。
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